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四柱推命の歴史
四柱推命は宋の時代、1100年代頃に体系化された中国の占術。
西の運命学の王が占星術だとしたら、四柱推命は東洋の運命学の帝王です。
中国の古代哲学思想「陰陽五行説」を背景に持ちます。
木火土金水、陰陽を持つ5元素を思想の基礎とする東洋哲学の叡知がその運命解釈を支えているのです。
日本では四柱推命の名で広まっていますが、徐子平が著した書が四柱推命の事実上原典となっているため、本場中国では子平と呼ばれています。
四柱推命の鑑定方法
年、月、日、時の4つの柱で運命の表をつくる
四柱推命では相談者の生まれた年、月、日、時によって占います。この年月日時を4本の柱とすることから四柱推命という名前がつきました。
この生年月日時を卯や寅、辰や申といった中国の干支（かんし）とし、「命式」という表を作ります。
この命式は占星術でいうところのホロスコープのようなもので、この表から運命を読みといていきます。
命式にはあなたの生まれ持った性質、才能、財運や恋愛運などが示されています。
命式からさらに運の流れを読みとくために「大運図」を作ることもあります。
よりよい鑑定結果を得るには
第一に、鑑定の基準となる生まれた年、月、日、時の4柱をそろえることが大事です。
とくに出生時刻が分からないと正確な運命鑑定ができません。
出生時刻を確認する方法には以下のような方法があります。
・母子手帳で確認する
・産婦人科に確認する
・出生届けで確認する
第二に、命式の作成には時間がかかるということを知っておくのが上手に占われるコツです。
命式は暗算で算出できるベテランでも30分、より詳しく計算するなら2時間以上かかることもあります。
「事前に生年月日時をお伝えください」という鑑定師が多いのはそのためです。
ときどき「え？ 生まれた時間？ パパっと霊感とかで分からないのぉ～？」などという相談者がいますが、事前に生年月日時を聞く占い師は命式の計算の時間分、電話占いの利用料を節約してくれようというわけで良心的ですし、きちんとした鑑定をしてくれる占い師なのです。
ただ、経験を積んだ鑑定師の場合、あなたの過去の出来事からいまどの運命上にいるかを推測し、出生時刻を割り出すという高度な鑑定法を身につけている占い師もいます。
命式の計算に時間がかかるため、四柱推命を遠隔占いで依頼する場合はメール鑑定でお願いするのもいいでしょう。
四柱推命で占えること
五行説で読みとく相性占い
四柱推命は相性占いができます。
自分に合うパートナーを見つけたいとき、また結婚を考えている恋人との夫婦としての相性を知りたいときに使えます。
四柱推命のベースとなっている五行思想では木火土金水それぞれに陰と陽があり、いい相性を示す相生、悪い相性を示す相剋などの相をなします。これによって特定の人との相性鑑定ができるというわけです。
妊娠しやすい時期を占う
子宝占いが当たる占術のひとつにあげられる四柱推命。
人生の中でいつ何があるかをみていく運命学ですので、妊娠・出産といった重要な時期を鑑定するのに適しています。
出会いと結婚の時期
現在独身の人がいつ結婚できるかを占うことができます。
出会い、結婚の時期、相手の特徴などを占いで知っておくと婚期を逃してしまうという不安から解放されます。
あなたの隠れた才能を見つけ天職へと導く
四柱推命は深い自己探求ができる占術です。
あなたのこれまでの人生の意味、そしてこれからの人生の目的を見出すために、深くあなた自身という存在について知ることができるでしょう。
天職を見つけたり、夢の実現の可否を知りたいときに適しています。
「私のこの人生、何をすべきか？」と迷ったとき、または「私のこの人生、このままでいいの？」と悩んだときには四柱推命の門をたたいてみましょう。
四柱推命が苦手とすること
四柱推命による鑑定では、占い師をカウンセラー的にたよってやわらかい占い解釈で癒してもらおうというような相談はむずかしいでしょう。
四柱推命は鑑定結果がはっきりと出る性質があり、占い師の解釈もきっぱりとした感じになりがちだからです。
鑑定の詳しさ、正確さはピカイチですが、自分の運命を知った上でこれからどうすれば開運できるのか？ というところをちゃんとアドバイスできるかは占い師の実力次第。あくまでも「知る」ための占術という性質が強い。霊的な力で開運したり、思念伝達で意中の人に想いを伝えてもらい恋愛成就させるなど、そういうことは四柱推命ではできません。
つまりスピリチュアルな力やヒーリング的な対話は四柱推命という占術には期待できないということです。あくまでも運命鑑定術というわけです。
こういった四柱推命の弱点を補うのが、この占術と相性のいい「紫微斗数」。
四柱推命と紫微斗数を合わせた「星平合参」ができる占い師であれば、より柔軟にあなたを望む人生へと導いてくれるはず。
