不妊妻の慰め方

不妊の妻の慰め方

比較はしない

不妊に悩む奥さんを慰めるときまず気をつけたいのは、他人との比較はしないということです。
たとえば「○○なよりはマシだよ。××よりはいいんだから」という慰め方です。

比較で慰めるというのは客観視するということです。
しかし誤解をおそれずに言うなら、女性には客観という視点はありません。女性にとってはすべてがパーソナルでプライベート。すべてが特別なことなのです。だから「お姫様扱い」が好きなのですね。

男性は客観的な視点で慰めることが多いです。これは男どうしの会話でなら有効なのでしょう。
女性は特別な存在として扱われないと慰められません。
客観的な判断でどうかという視点を捨てて、奥さんの悩みを他人とは比べようのない固有のものとして扱ってあげてください。

説得は無意味

男性は理詰めの説得で女性を慰めようとすることが多いです。
ですが説得は無意味です。女性が求めているのは共感です。

男性は理屈で「納得」することで慰められます。説得されることで安心できます。
しかし女性の感情は共感でしか慰められません。

共感というと上述の「女性にとってはすべてが特別」の感覚と矛盾するように感じるかもしれませんが、この矛盾する感覚を受け入れられるかどうかが女性の心を知るうえでとても重要です。

男性にとっての共感は「みんなそんなものだよ」という感じ。
女性の共感は「私たちだけはそうだよね」という感じ。
この共感の範囲の違いが女心を理解するポイントです。
女の子は秘密を共有するのが好きですが、その理由は共感の範囲が限定的だからです。

女性が慰められるのは狭い範囲の共感を得られたときというわけです。

かける言葉はオウム返しで

落ち込む妻にどんな言葉をかけたらいいのでしょうか。
かけるべき言葉はオウム返しで見つかります。奥さんが口にすることをそのまま返すのです。

「○○がつらい」と言えば「○○がつらいんだね」。
「××が苦しい」と言うなら「××で苦しいね」という感じです。

もちろん声マネするオモチャのようにただ復唱するだけではいけません。
まず相手の話を「ちゃんと聞いているよ」というサインを出します。目で会話するのです。
そして「分かるよ」という態度をうなづきとこまめなあいづちによって示します。
そのうえで共感を表すのがオウム返しです。

男性としてはオウム返しのあと一言アドバイスを加えたくなるでしょう。
でもそのアドバイスは飲み込んでください。
会話はキャッチボールと言いますが、ここではキャッチ役に徹するのが正解です。

うつ、イライラ、怖い、泣く、ヒステリー…不安定な妊活中の嫁との接し方

言葉の裏にある感情を考える

妊活中の不安定なお嫁さんとの上手な接し方ですが、基本となるのは言葉の裏を読む推理力です。
奥さんの発言や態度にはかならず裏に別の意味があります。表している感情とは異なる本当の感情がひそんでいます。
本心は言っていることとは正反対だということもよくあります。

論理的な男性は「なぜ?」と考えてしまうかもしれませんが、そういうものだと思ってください。

常に「この言葉の裏にはどんな意味があるのか?」を考えるくせをつけましょう。
「この態度は本当は逆の意味かもしれない」と想定するようにしましょう。

逃げ出したいときほど一緒にいたほうがいい

とくに大事なのはイライラしているとき、不機嫌なとき、ヒステリーを起こしているときです。
夫としてはもっとも困るときかと思いますが、もっとも重要なときでもあります。
そうした逃げ出したくなるようなときほど一緒にいたほうがいいです。

男性は奥さんが怒っていると「一人にしておいてほしいのかな?」と思ってしまいますが、たとえ「一人にして。ほっといて」と言われたとしても一緒にいることです。
ヒステリーが過熱する時期はどこかに避難したくなるでしょう。でも本心は別にあるものだと思ってそばにいてあげてください。

気持ちが離れてしまった夫婦はあるとき夫が奥さんの感情の爆発から逃げてしまった経験があるものです。
仲良く円満に歳を重ねていく夫婦はヒステリーを一時的な嵐だと思ってやり過ごしています。どんなに仲がよく見える夫婦にもそんな時期があったはずなのです。
ここが正念場だと思って一緒にいてあげてください。そのうち落ち着きます。

子宝占いでもっとかける言葉が見つかる

「慰めたい気持ちはあるんだけどどうしたらいいか分からない」
そんなときは子宝占いを活用することで、奥さんにかける言葉が見つかるかもしれません。

男性としては「占いなんて…」と思う人も多いかもしれませんが、女性にとっては占いの結果は安心の材料なのです。
女性にとっての占いは男性にとっての株や為替のチャートのようなものです。占いが載っているファッション誌は日経新聞のようなものです。
男性が景気の指標で一喜一憂するように、女性は占いを指標に幸せを考えているわけです。

子宝占いで使う占いの種類、西洋占星術算命学では妻の生年月日から占うだけではなく、ご主人のほうの子宝運をみることもできます。
もし女性側に子供の星がなくても、男性側に子供との縁があればその夫婦は子供に恵まれる可能性があると占断できます。そういう結果が分かれば慰めるのも楽になるでしょう。

妊活は夫と奥さんの2人だけで悩んで煮詰まることが多いものですが、占ってみるという行動でその煮詰まった2者関係から抜け出せるというメリットもあります。
先が分からない不安を占いにゆだねることで心が落ち着いてきますし、旦那さんは占いを通じて奥さんの本心を今まで以上に深く知るきっかけがつかめます。

「一緒に占ってみようよ」と提案されるだけでも奥さんにとっては安心が感じられるはずです。
「一緒にがんばろう」という態度と、不安な気持ちにたいしての共感が示せます。
占いという女性が大好きなツールを通じて、妻によりそうコミュニケーションが可能になるのです。